竹内まりや「人生の扉」(2) [音楽]
第三章 自身が語る物語
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アルバム 「Denim」 / ジャケット撮影現場にて
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■D e n i m (初回限定盤)
初回限定盤のみスペシャル2枚組仕様!ファンからの要望が高かった
アルバム未収録曲6曲(他のアーティストへ提供したセルフカバーを中心に、
過去にシングルのみで発表されたカップリング曲など)をリマスターした
ボーナスディスク「Vintage Denim」付きの2枚組となります。
メイン盤は ヒット・シングル「返信」、「シンクロニシティ(素敵な偶然)」、
「スローラヴ」、「明日のない恋」に、NHK「SONGS」で話題の「人生の扉」、
松たか子へ提供した「みんなひとり」のセルフカバーを加えた全12曲で構成
■WPCL-10407 ¥3,059(税込)
□■ NHK「SONGS」 ■□
大人の心を震わせる新しい音楽番組です。
1960年代から現代に至るJ-POP の名曲を中心に、
クオリティの高いサウンドと映像で “いい歌をたっぷりと”
お届けします。(NHK・ホームページによる)
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「SONGS/竹内まりや」 では、その大半を
彼女自身による語り で進行している。
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その声は、かつて聴いたどんな声とも違っていた。
名うてのアナウンサーや名女優も顔色なしの、
美しく安定したトーンで語られる彼女自身の物語。
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今回 その放送台本が手に入ったので、
彼女の語り部分の完全採録を試みた。
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「SONGS」第1回目は、わたくし竹内まりやの音楽を
お届けします。
八ヶ岳音楽ホール を訪れた 竹内たちの映像が流れ・・・・・
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今の私の大切な歌…その世界を表現するために、今回
私は、自然の中にある素敵な音楽ホールを訪れました。
新曲「人生の扉」 が小音量で “語り” に かぶってくる
そして、美しい桜の風景にも出会いました。
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この機会に、今までどんな気持ちで生きてきたのか、
そして歌ってきたのか、私の人生と音楽について
今夜語ってみたいと思います。
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竹内まりや「人生の扉」(1) [音楽]
第一章 SONGS
日本のソングライター界には 3人の女王 がいる。
中島みゆき(1952年生)、松任谷由実(1954年)、竹内まりや(1955年)だ。
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これら 女王たち の生年を見て あらためて驚いた。
なんと、この天才たちの生まれた時期が わずか3年の中に収まっているではないか!
“天賦の才”というが、神様はこの短い期間に、実に精力的に仕事をされたことになる。
たしかに 天才は集中的に生まれる という説はある。
しかし、20世紀初頭に 相次いで誕生した 日本映画・三大巨匠 にも、
これほどの集中は見られない。
溝口健二(1898年生)、小津安二郎(1903年)、黒澤 明(1910年)と
ビッグスリーが揃うために12年もの歳月を要しているのだ。
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そう考えると、この 歌姫伝説 には、何やら 神話の趣きがある。
しかも この伝説は、「映画巨匠伝説」 と違って “現在進行形” なのだ。
我々は いい時代を生きている。