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伝説の「泣ける映画」 を観た! [映画]


映画には  様々な キャッチコピー(惹句) がある。  


そんななか 落涙率 98%! 女性なら必ず泣けます!
という伝説のコピーを冠された “とんでもない映画” があり(笑)
昨夜 BS2 でオンエアされていた。


 


その映画こそ、イタリアの名匠 フランコ・ゼッフィレッリ
1979年に発表したアメリカ映画 「チャンプ」。

「泣ける映画ナンバーワン」
と言われた伝説の映画だ。



この映画、何年ぶりだろう。
ちょうど遅い晩飯をとるところだったので、じっくり観賞
することにしたのだが・・・・。



う~ん・・・・やはり ゼッフィレッリ先生は手堅いなァ。
感性が非常に鋭敏でありながら、そういうタイプに珍しく、
基本がビシッと出来ているので安心して観ていられる。
(彼の師匠は あの ルキノ・ビスコンティ らしい)



まず何より 脚本がいい。
時間の処理の巧みさが展開にテンポを与えていて気持ち良いのだ。
加えて、キャスティングにいささかの疎漏もなく、最後までメリハリの
利いた極上の演技
を楽しむことができた。

彼は 常に潤沢な資金を集めて撮るので、当然ながら その品質は
“折り紙付き”だし、今も 「ゼッフィレッリ・ブランド」が色あせていない
ことは承知しているつもりだった。



しかし どんなに頭で理解していても、その作品が長きに渡って魅力と
輝きを失わなかったことをこの目で再確認し、ある種の感慨を覚えた。
その “賞味期限の長さ” は、たぶん 彼の扱うテーマが常に普遍的で、
シンプルで、力強いものだからだろう。

 

 

 

例えば・・・・この映画がそうだった。



「ロミオとジュリエット」(1968)
http://www.youtube.com/watch?v=8daMAmPK21k

 

 

 

 この映画も・・・・そうだった。


  「ブラザーサン シスタームーン」(1972)

 

 

 

もちろん 「チャンプ」のテーマも これらに負けず劣らず素晴らしい。
メインテーマは 父子の絆 母性愛
加えて、サブテーマ 「貧困との闘い」 が見事な伴奏を奏でる。

 

◆関連サイト
http://cinema-magazine.com/old_page/kyosyo/franco.htm 

 

 

   ◆  ◆  ◆

 

 

フランコ・ゼッフィレッリ
彼は、親友でもあったマリア・カラスと同じ年(1923年)に
生まれた。
おん歳 83。 驚くなかれ、いまだバリバリの現役映画監督
兼オペラ演出家である。

 

 

最近作 「永遠のマリアカラス」 も見ごたえのある映画だった。
辛口の批評? が多い私も 「文句なしの出来映え」 と思えたし、
彼女の悲しみが しっかり伝わってきて、たまらない気持ちになった。
いやァ、お世辞抜きで素晴らしい映画だった。
ホントに 衰えない人だ。

 

◆「永遠のマリア・カラス」

オペラのカリスマ演出家でもあるゼッフィレッリが、親友の天才ディーヴァ、マリア ・カラスの晩年を描く。 声を失い、愛人オナシスを失ったカラスが、失意のどん底から 「カルメン」を映画化することで復活を目指し、生きる情熱とプライドを取り戻そうと図る。 演出家の励ましで多くの障害を乗り越え 再起に成功したかに見えたカラスだったが・・・。
カラスを演じるファニー・アルダンが絶品。 晩年のカラスの実像に迫るその演技は一見の価値あり だ。 不世出のディーヴァとしての矜持、肉体の衰え、もはや過去の人になっているのでは という焦燥と不安・・・・そういった繊細なカラスの内面を、確かな演技力と圧倒的な存在感で 見事に演じ切っている。
作品のもうひとつの魅力は、絶頂期のカラスの絶唱・名唱を 最良の音源で聴けることだ。大がかりなセット撮影を行なった「カルメン」のハイライト・シーンは 何度観てもしびれるし、レコードから流れる若き自身の歌声(「蝶々夫人」)を聴きながら、深夜 ひとり泣き崩れるシーンも 悲しくて美しいのである。
カラスの複雑微妙な心境、偉大な芸術家のみが知る栄光と孤独が交錯し、深い感銘を刻むドラマだ。
※ただし、DVDには 肝心の「劇中ハバネラ」がないのだ。 理解に苦しむ。

 

 


  ◆  ◆  ◆



ところで「チャンプ」では 子役の リッキー・シュローダーが、
それはもう 空前絶後!の演技を見せている。
彼以上の子役は、もう出ないかも知れない。
当時 8歳。 現在 36歳になるそうだが その消息は分からない。



当時の資料で 「チャンプ」について調べてみると、その題名から、
同じ年に公開された 「ロッキー2」 と混同され、“いっしょくた”に
話題にのぼることが少なくなかったらしい。

その3年前、世界に一大ブームを巻き起こしたボクシング映画があった。
「ロッキー」(1976)だ。
「ロッキー」 は、滅多にない素晴らしい映画だった。


 
それはいい。
問題は、続編として作られた 「ロッキー2」 のほうだ。
悪いことに この映画、(よせばいいのに)スタローン自身がメガホンを
取ってしまったからたまらない。
期待されたはずの「ロッキー2」は、三流映画へと真っ逆さまに堕ちて
しまい、世間の期待は落胆へと変わっていった。


そして・・・・・・「ロッキー2」の評価が下がった時、同類の如く見られて
いた「チャンプ」も 引きずられるようにその評価を下げていった。
世間に「ボクシング映画はもういい」 という気分が広がっていったのだ。
「チャンプ」 の公開された年が 「ロッキー2」 と同じだったという偶然は、
「チャンプ」にとって いかにも不運なめぐり合わせだった。

 

 

 

しかし “不運” はそれだけでは済まなかった。
1979年という年は、「チャンプ」と同じく “父子ものの超話題作”
が公開され、映画ファンの熱い視線を独占していた。

 

 

 

 

kramer.jpgくれーまー2.gif

 

「クレイマー クレイマー」 は、その年のアカデミー賞を総なめにし
一大ブームを巻き起こした映画である。
と言うより、映画の枠を越えてひとつの社会現象とさえなった歴史的
作品といったほうが正しいかもしれない。

。 

主演は ダスティン・ホフマン
全盛期の彼は 「卒業」を初め話題作に立て続けに出演し、
その全てで 観客動員の記録を塗り替える勢いだった。    

。 

もちろん「チャンプ」の ジョン・ボイトも、劣らずいい味を出して
いるのだが 相手が悪すぎた。
もともと この二人、同時期に貧しい演劇青年として長い下積み
生活を送り、「真夜中のカーボーイ」(1969)の共演で 一躍
スターダムにのし上った、いわば同志だったのだ。

 

それから10年。
二人は、会社の命運を懸けた話題作で “ガチンコ対決”する
ことになるのだが、本人たちにしてみれば 相当複雑な気持ち
だったと思う。


 


大方の予想にたがわず、勝負は大差で “クレイマー” が勝った。
しかし、映画そのものの価値に それほどの差があったのだろうか。



当時を知らない、ダスティン・ホフマンとかジョン・ボイトって誰?
という若者たちに この2本を観せた時に、当時とはまるで違う
感想が出てくるのはなぜなのか・・・・・・。
皆さんにも、両方見比べて頂くと面白いと思うし、“流行・風俗
とクラシックの分かれ道” を考える素材としても、非常に有用
ではないかと思う。 
                         

 

 

 

そして、この映画のもうひとつの見所が 「子役対決」。
「クレイマー」の子役、ジャスティン・ヘンリーも リッキーと同じ 8歳。
当時、この対決も、大変な話題となって世界中を駆け巡った。
「さあ、あなたはどっち派?」 なんて企画がいたるところで横行して
いたらしい(苦笑)
       
       

 


いずれにしても、「チャンプ」は これだけの実力を持ちながらも、
この二作品の“はさみ撃ち”にあって、不本意にも “影の薄い映画”
として扱われることになってしまった。
関係者は、さぞ くやしい思いをしたことだろう。         
   

 

 

    ◆  ◆  ◆    
       
   

 

この映画については、私のような武骨者が語るより、
次の方々の感想を読んで頂いたほうがずっとふさわしい
と思うので、次に いくつか紹介しておきたい。
     


 

●A子さん
「チャンプ」は泣かせる映画でした。
一人でテレビを観ていたのですが、フェイ・ダナウェイが子供に
自分が母親だ と告げる場面で涙が出始めて ・・・・・・・ あとは、
「いいや、誰かいるわけじゃないし、遠慮なく泣いちゃえ!」 と
心置きなく、映画に感情移入していました。
観終わった時には、目が腫れて顔はボロボロでした(笑)          



 


●B子さん
とにかくね、TJを演じるリッキー少年が天使のように
めちゃくちゃキュートなのよ!
そしてチャンプと呼ばれる父親(ジョン・ボイト)を心から
尊敬するパパっ子な様子は健気で愛おしくなります。
ダメ男のチャンプも、息子への愛情だけは、目に入れても
痛くないという感じでステキ!
そこに突然現れた母親アニー(フェイ・ダナウェイ)。
そこから激しくドラマが動き始めます。
フェイ・ダナウェイの息を飲む美しさが印象的です。
でも一番は リッキー少年のとても演技とは思えないあの熱演!
やっぱり、彼なくしてこの映画はなかったなぁ、と思いました。    
 

 


●C子さん
ダスティン・ホフマンの「クレイマー・クレイマー」が、同じ年に
傾向の似た作品として評判になったから、この作品が話題に
なることがいまひとつ、だったみたい。
私としては 「クレイマー・クレイマー」 から27年たって出会った
わけだけど・・・・・・私はやっぱり 「チャンプ」の方がいいかな。
こちらの方が親子愛をより深く感じて泣けました。
リッキー君がとにかく可愛くて演技も大人顔負けだったんだけど、
ジョン・ボイト演じる父親も 映画史上に残るベスト父ちゃんでした!
好みは分かれるでしょうけど、「クレイマー」は純粋のアメリカ映画。
それに比べ「チャンプ」のほうは、監督がアメリカ人じゃないせいか、
シェークスピア悲劇のような味わいがありましたよ。
自分の採点では ★★★★★です。            





●D男さん
さすがゼッフィレッリ!
フランコ・ゼッフィレッリはオペラの舞台監督でも有名なのだが、
映画も美しい。
人生に自信を失っている父親が、息子の尊敬と愛慕によって
奮い立っていく物語も感動的。
やっぱり リッキー・シュローダーがピカイチ!
しかし、ジョン・ボイトと監督がリッキーの演技を引き出すために、
わざと冷たくしたり、とか色々したんですってね。
映画本編も最高ですが、改めてDVDで観直すと、ジョン・ボイトと
リッキー君のコメンタリーが面白いです。
是非、ご自身で確認してみて下さい。    
   

 


●E男さん
数年前、バリバリの高校球児だった後輩に 「あの映画って結構
泣けるンだよ」ってそんな話をしたことがあった。
ボク自身は随分昔に地上波の番組で見ただけだったのだけれど
・・・・・数日後、「やばいっす。こないだレンタルで借りて号泣っす」
と そんな話が奴から出た。
何気に BSで今日見る機会があった。映画見ながら泣いたなんて
いったいいつ以来だろう。結末は分かっているというのに。          



 

●F子さん
なんと言っても秀逸なのが息子役のリッキー君。
演技とは思えないくらい、役になり切っていたのではないでしょうか。
ズルイぞ、この~!と言いたくなるくらい この子はすごい!
友達5人で見ましたが(私以外は野郎ばっかり)・・・・・・映画が終わ
った後、その顔を見たら全員泣いてました(笑)
私は私で、わんわん泣きそうになるのを堪え過ぎて頭痛がしたほど
でした。 とにかく何度観ても泣ける映画です。
この映画ほど感動できて、見終わった後に人を抱きしめたくなる映画
はありません! 是非観てください! 
味わった事のない悲しさ、純粋さが心を満たしてくれるはずよ^^
                  

champ1.jpg

 

            
<終わりに>

我々は、よくも悪くも 悲痛なほど強い家族への想い(こだわり)
と、その想い出(歴史)を持って生きています。
私は「チャンプ」に それによく似た“切ない読後感”を感じました。
甘さと苦さの入り混じった複雑な 「家族への想い」。
それは、その人が生きている限り、どこまでもついてくる宿命の
ようなものでしょう。
でも、だからこそ それは、「懐かしさにあふれた、人には言えない
大切なもの」 なのかも知れません。
「チャンプ」を観て我々の流す涙には、そういう思いも含まれている
ような気がします。
                 

 

 

最後に、Hiji-kata から ささやかなアドバイスを。


世界のゼッフィレッリが口から手をつっこんで、
あなたの母性愛をガタガタ言わせます(^^) 


涙を流し過ぎた場合、水分が足りなくなるのでご注意を。
また、途中から急にテンポが速くなるので、ティッシュは
あらかじめ ご用意下さるよう お願いします。
 たぶん、
123分拘束されても悔いは残らないはずです(^^)

champ2.jpg
 

.

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【特別付録】


ジュリエット.jpg

フランコ・ゼッフィレッリの名前を世界的にした映画といえばこれですね。
未見の方はぜひ 「DVD」でご覧ください(ビデオはお勧め出来ません)。
名作に敬意を表して、最後に スペースをとってみました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000EWBUOO/ref=ox_sc_act_title_10?ie=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5

「ロミオとジュリエット」(1968)


.
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■かつて売られていたビデオは画質がひどかった~。
あれが この映画の真の姿と思われると困るんです。
ぜひ このDVDで “デジタル美”を堪能してください♪
オリヴィア・ハッセーとレナード・ホワイティング・・・・・・ふたりの若さが
まぶしく輝いていて驚きますよ。
そして 二人が初めて出会うキャピレット家の宴会のなんという美しさ!
その中で若い歌手が歌うニーノ・ロータのテーマ曲の甘美なこと!
さすが オペラの演出も手がけてきたゼッフィレッリ!
2時間18分があっという間に過ぎてしまいます!

 


■時代を超えた普遍の名作です。
初々しい二人、ゼフィレッリの天才的演出、ニーノ・ロータの音楽。
その全てが 若さとセンスに溢れてみずみずしく、40年前の作品なのに
全く古びていない。DVDが その美を保証してくれます。
恋するジュリエットの生き生きした表情・・・・・・14才のオリビア・ハッセー!
彼女のキラキラした魅力が、映画の中では永遠に生き続けています。
ニーノ・ロータの あの音楽とともに。

 

■この映画を見たときの衝撃は強烈でした。シェイクスピアが描
きたかったのは、古典として上演されたり研究されるものではなく、
このような主人公たちと一緒に喜び、笑い、そして “切ない愛” を
感じる映画だったのだと思います。
彼らの愛の、何ものをも恐れぬ純真さ、そしてそれを引き裂く人間
たちの争い。その醜さ、恐ろしさを見事に描き出しています。
それにしてもオリビア・ハッセーの美しさ!
・・・・・これを観るだけでも価値ありです


■この映画が公開された時、私は中学生でした。
愛らしいオリビア・ハッセイとニーノ・ロータの音楽が大変話題に
なったことを覚えています。
でも、40年ぶりに改めて見ると、この映画が少しも古くなっていない
ことに驚きました。
音楽、撮影、演出は 現在でも十分通用しますし、
それらが高度にバランスを保ち 超一流の輝きを放っているんです。
また、シェークスピアに忠実な作りなのに、新鮮さを感じるのが不思議。
ビデオと違ってDVDは色彩が素晴らしく、絢爛とした画面が楽しめます。
当時見た人には思い出が鮮やかによみがえり、まだ見たことのない人は
新たなファンになることでしょう。


■何か ディカプリオ版ばっかり話題になる “ロミジュリ” ですが、
観てもらえれば、こっちの方が数段上だと言う事が分ってもらえると思う。
撮影当時、年齢が原作の年齢に近い(14~15歳)にもかかわらず、
二人の演技はホントにお見事という以外ありません。
フルテキストではないですが 脚本も演出も音楽も 非常に良いです。
「シェイクスピア映画はかく在るべし」というお手本のような「真の名画」。
DVD化を心から喜びたい。★★★★★

 

ロミオとジュリエット①.jpgロミオ&ジュリエット①.jpg

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コメント 20

もちろん

はじめまして。あぁ、この映画は私が小学生のときに映画館で観ました。当時の私は、「いい映画だな」でも「そんなに泣く映画なのかな」という程度の感想でした。一緒に言った私の親は、泣いていました。あれから?十年、子を持つ親になった私が今観ると、涙が止まらないのかもしれません。今度、観てみます。
by もちろん (2007-02-09 01:04) 

Hiji-kata

●もちろん様  
早速の nice & コメント 感謝です!
親御さんと一緒に 「チャンプ」 を観たなんて、素晴らしい
想い出ですね。
そんな素敵な想い出、ボクにはありません(笑)
心から羨ましく思いました。
出来れば、またご家族で鑑賞されることをお奨めします。
きっと、お子さんの心にも 「代え難い想い出」 としてずっと
生き続けるでしょうから。
by Hiji-kata (2007-02-09 05:17) 

流星☆彡

な・懐かし~☆ それにしても…リッキー・シュローダー君が 現在36歳!!
…ってのに 衝撃を受けます!自分が年をとるはずよね。。。^^;
by 流星☆彡 (2007-02-09 06:54) 

Hiji-kata

●流星☆彡さん  ご訪問感謝でーす!
いつも 超早起きですね (^^)
朝の忙しい時間に来て頂いて、かなりうれしい・・・けど恐縮です。
実は何度かそちらに伺ったのですが、こちらが非力? なのか
重過ぎて開きませんでした(汗)
また今度タイミングの良い時にチャレンジしてみます。
そうそう、「チャンプ」のことですが、ぜひまた観てみて下さい。
今どきの映画と比べても遜色のない出来でしたよ v(^^)
by Hiji-kata (2007-02-09 12:06) 

懐かしいです〜〜!
私も母親と一緒に見にいきましたよ!
ふたりとも号泣していました(笑)
詳しいストーリーは、忘れているところがかなりありますが、母とふたりで号泣してたことだけハッキリと覚えています。
一度娘と一緒に見てみようかと思いました。
世代が一巡りです。
by (2007-02-09 12:17) 

Hiji-kata

●梨花さん  いらっしゃい!
この映画  ご覧になってたんですね!
“素敵な想い出” を お母様と共有されているなんて
ほんとに素晴らしい!
「映画の記憶がうすい」 とのこと・・・・実は ボクもそうでした。
今回が2度目だったのですが前回の記憶は薄かったです(笑)
「家族鑑賞会」の機会を設けて お嬢様との “想い出作り” を
図る企画・・・・このイベントには、ボクも大賛成です♪ 
by Hiji-kata (2007-02-09 19:31) 

ミズリン

私もこの映画は見ました。
大人になってからですけど。
女性が泣ける映画?いえいえ、男性も泣ける映画でしょう。
良いものは、時を超えて、いつの時代も「良いもの」ですよね。
そういうものに常に触れていたいと思いますけど、なかなか・・・。
もう一度、この映画を見てみたくなりました〜。
by ミズリン (2007-02-09 20:04) 

Hiji-kata

●ミズリンさん  いらっしゃい!
映画を外に見に行くのが難しい人には 「ツタヤ DISCAS」
なる最新の宅配システムがあるらしいですね。
ボクも、流行りのそれを利用してみようかと調べてみたら、
新作は予約が必要とか。そこまでマメにやれるだろうか?
ちょっと自信が持てなくなり、保留になってます(笑)
時間を作って映画館に足を運ぶほうが楽だったりして・・・・。
「良い作品は時を超えて生き続ける」・・・・いい言葉ですね。
この言葉、留学時の講義で「クラシック」の定義として叩き込
まれました。日本語では 「古典」と訳したりしますが、それだと
ちょっとニュアンスが違うというのです。
「古典」 は そのまま読めば 「古い本」 でしかない・・・・その
先生は、そう力説してました(^^)
by Hiji-kata (2007-02-10 00:21) 

Labyrinth

観てないかも~? f^_^;
題名は知っていましたが、そうか・・そんなに良い作品だったのですね!?
これは是非 鑑賞しなくてはいけませんね。
最近 歳のせいか? あまり泣けなくて 困ってました(爆)
これで 気持ちの良い涙を流せそうですね~(≧m≦)ぷっ
ご紹介、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2007-02-10 18:31) 

Hiji-kata

●Labyrinth様  いらっしゃい!
評判どおり 「チャンプ」 は泣かせる映画でしたよ(^^)
公開当時の資料など入手したので、本文大幅に
加筆しておきました。よかったら読んでみて下さい。

その感想に、「フェイ・ダナウェイが子供に、自分が母親
だと告げるところでグッと来た」とありますが、ほとんどの
人がそこで目頭を熱くするそうです。機会がありましたら、
ぜひ観てほしい一本です。ホントに★★★★★でした♪
by Hiji-kata (2007-02-11 02:28) 

土方さん、お礼に参上いたしました。
橋渡しにお骨折りいただき、本当にありがとうございました!
加筆された記事も、読ませていただきました!
自分がどんなシーンで泣いたか、などの具体的な記憶がまったく残っていないことが発覚です!
これなら初めて見るのと同じレベルで2度目が楽しめそうです!
by (2007-02-11 11:20) 

チヨロギ

土方さん、こんばんは。
いつも温かい励ましの言葉をくださること、そして今回はいい出会いを運んできてくださったことに、心から感謝いたします。
ところで「チャンプ」ですが、当時「泣かせ映画」という思い込みがあって、観に行きませんでした。「クレイマー、クレイマー」は観たんですけれど。
そんなに名画だったとは、うかつでした! ご紹介ありがとうございます(^.^)
しかし、あれから27年も経っているのですね。呆然・・・。
by チヨロギ (2007-02-11 22:03) 

Hiji-kata

●梨花さん ホントによかったですね。
それにしても縁とは不思議なものですね(仲人か!)
ボクも 「ご縁」を大切にしたいと思う歳になりました。
by Hiji-kata (2007-02-12 23:40) 

Hiji-kata

●チヨロギ様
わざわざのご訪問  恐縮です。
昨日は いろいろお世話になりました。
自分で蒔いた種でしたので、覚悟して
お願いにあがった次第です。
先刻、テレビで 「みんなのうた」をやっていました。
“金子みすず” の詩を最近の曲に乗せたものです。
その詩の最後に「みんな違って みんないい」と有り
なかなかいい詩だなァ、と聞いておりました。
ブログの記事も、皆さんがそれぞれ違っていて、
それがまた “いい” のですが、たまに酷似した
感性で書かれた二つの記事を発見すると、比べ
ながら興味深く読ませて頂くことがあります。
そして、その内容が余りにも見事だった場合、その
感動を自分の胸の内に眠らせて終わるのは何か
とても もったいないようにも思えるのです。
その思いが今回は特に強かったのかも知れません。
ところで 「チャンプ」 の件ですが、おっしゃるとおり、
当時一部のメディアで 「お涙頂戴映画」 と揶揄する声が
あったのは事実のようです。でもそれは、日本独自の評
価というよりも、米アカデミー賞という権威に引きずられて
導かれた、根拠に乏しい(不幸な)結論だったと思います。
その過ちは(いまだに)毎年のように繰り返されています。
何もオスカーを完全否定しているのではありません。
ご承知のとおり、あれはあくまで楽しい映画のお祭りです。
良識ある映画ファンなら、冷静にお祭りを楽しむ余裕が欲し
いですし、マスコミなら、なおさら冷静に作品の価値判断を
してほしいところです。
日本人に欠けているのは、“自分の価値基準を持つこと”
と “遊びの精神” のふたつではないでしょうか。
by Hiji-kata (2007-02-12 23:46) 

深空

土方さんこんにちは。コメントをありがとうごさいました、さっそくお邪魔します^^
私はこの「チャンプ」も「クレイマークレイマー」も見たことがないのですが、そんなに素晴らしいなら是非見たいです。泣きまくってすっきりしたいときに見てみますね。
by 深空 (2007-02-13 21:52) 

Hiji-kata

●深空様  いらっしゃい!
「クレイマー クレイマー」 は、その年のアカデミー賞を
総なめにして一大ブームを巻き起こした映画ですが、
対して 「チャンプ」 は古いタイプの映画というレッテル
を貼られ、評論家からひどい評価を受けました。
興行的にも圧倒的な大差で「クレイマー」が勝ちました。
でもホントにそれほどの差があったのか、ぜひ見比べて
頂くと面白いと思います。
「真の価値は時間とともに、しだいに明らかとなる」という
言葉がありますが、ここにその好例が提示されています。
by Hiji-kata (2007-02-14 04:30) 

pu-yama-gorogoro

今頃すみません…あまりに懐かしい作品で思わず…。
「チャンプ」大感動しました。当時中学生か、高校生だった、というと年齢が
ばれますが、とにかく映画館で号泣しました。
クレイマークレイマーにはぜんぜん共感しなかったし、同じ年だったなんて
今まで知らなかったくらいです。
当時はリッキー少年の演技が大評判でいしたが、ジョン・ボイドにフェイ・ダナウェイなんて・・・ため息が出そうな配役ですよね。
私はゼッフィレッリ監督の映画が大好きなんです。
ロミオとジュリエットは何度見たかわかりませんし、今観ると、若い頃とは
違った感動があってまた号泣です。
永遠のマリア・カラスも良かったな~。
「チャンプ」は映画館で見て以来観ていません。BSでやっていたんですね。
気がつきませんでした。借りてきてまた観てみようかな。
それにしてもフランコ・ゼッフィレッリのようなヨーロッパ芸術を体現しているような人はあちらでももう珍しいでしょうね。
by pu-yama-gorogoro (2007-03-06 22:45) 

Hiji-kata

●ぷうやま様
>私はゼッフィレッリ監督の映画が大好きなんです。
>「ロミオとジュリエット」は何度見たかわかりません。
>「永遠のマリア・カラス」も良かった。

そうですかァ。それはホントのファンですね。
彼は確かに何を撮らせても完璧です。
まさに“才人中の才人”と言える人ですね。
by Hiji-kata (2007-03-12 08:38) 

ハジナレフ

こんばんは!
またお邪魔させていただきました。
こちらの記事をすこしづつ読んで楽しもうと思いまして・・・。

私はクレイマークレイマーしか見たことないのでチャンプも是非見たいです。
いえ、やはりこちらの記事で「見たくさせられた!」が正しいですね。
特に

世界のゼッフィレッリが口から手をつっこんで あなたの
母性愛をガタガタ言わせます(^^)

このキャッチコピーは最高です!
ウケました( ^ー゜)b
DVD注文が早まった~・・・というかたまには自分でショップに足を運ぼうかなと思いました。

今回もとても面白かったです!
ランダムに拝見させていただいてます。
またお邪魔いたします~
by ハジナレフ (2007-09-11 01:13) 

Hiji-kata

ハジナレフ様  ようこそです。
「チャンプ」 と 「クレイマー」を 両者比較しながら
観てみるのも一興でしょうね。

ところで、「チャンプ」 は リメイク作品です。
この際 “元ネタ” ともども楽しむ、なんていうのも
アリ かも知れませんね(^^)
by Hiji-kata (2007-09-12 14:49) 

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