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脳梗塞・心筋梗塞は防げる [科学・健康]

血液サラサラ は、今や 重要なキーワードになってきた。

20、30代でも エコノミークラス症候群 に倒れる人がいるという。

だから、このページは 若い人にも ぜひ読んでほしい。

.

血液を “サラサラ”の状態に保てば エコノミークラス症候群

防げるだけでなく、脳梗塞・心筋梗塞 だって予防できるのだ。



あなたの周りにも、すでに自覚症状が出ているにもかかわらず、
それに気づいていない人が必ずいると思っていい。

血液ドロドロが いかに危険なものか。
そして、その危険を 手軽に防ぐにはどうすればよいか。
それについて考えるのが、今回のテーマです。
また、諸事情で 病院には行けない人、医者に見てもらえない人も、
あきらめないで ぜひ最後まで読んでほしい。

お金を かけずとも 自分や家族を守れる簡単な方法
あることを、ぜひ知ってほしいと思うからだ。
もちろん “半信半疑” で 読んでもらって構わない。
皆さんも、そのほうが安心だと思う。
そして (当然のことだが) 薬を服用する際は十分調べた上で
自分の責任で飲んでほしい。

「アスピリン」 に関する記事は なるべく多く読んでみて下さい。




       ◆  ◆  ◆





「メタボリック・シンドローム」

この言葉、けっこう気になりますね。




糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、胆石症、

下肢神経障害、視野狭窄、膝蓋腱反射不良、

こむら返り、膝関節痛、股関節痛 などなど・・・・・

メタボ
(肥満と老化と運動不足) から来る症例は多岐にわたる。

これらの中には、症状が出てからでは取り返しがつかなくなるものも多く、

十分な注意が必要です。

そこで、医者がこっそり隠れて服用する“魔法の薬 を紹介します。

それが、アセチルサリチル酸製剤、つまり アスピリンです。

アスピリンの商品名を バファリン といいます。

えっ! あの バファリン? 

そう、あの鎮痛解熱剤の バファリン です。





バファリンは  鎮痛解熱剤 としては広く知られているが、

もうひとつ 大きな効能” があることはあまり知られていない。

その効能とは、抗血小板作用 つまり 血小板凝集

抑制し 血管を拡張させる働き。

※「血液ドロドロ」 とは 「血小板凝集」 を言い換えた表現です。
http://www2.eisai.co.jp/clinician/cl_99_482/cl_99_482_04.htm

この効能については、欧米で1967年に承認されているにもかかわらず、

日本では2000年 9月になって (渋々? )認められた。

http://www.mieyaku.or.jp/info/iyaku/bafarin.htm 

その辺の事情や経緯についてはあえて詳述はしません。

興味のある方は調べてみて下さい。





今、この瞬間 脳梗塞になる! という可能性は

決してゼロではないので、先を急ぐことにします。

さて 「服用する量」・・・・・ これが、とても重要。

なぜならこの薬、 飲み過ぎると効かなくなる という

変な性質を持っているのだ。 (=アスピリン・ジレンマ

ふつう市販のバファリンは 1錠 330mg。

「抗血小板」効果
を求める場合、この量は3~4日分にあたる。

つまり 「1錠(330mg)」 では多過ぎるのだ!

病院で処方する場合は 81mg 100mg

出してくれるが、市販薬としては 通常手に入らない。

はなはだ不便である。

ちなみに、年配の医師の中には、いまだに 小児用バファリン

アセチルサリチル酸が含まれると思っている人がいるので要注意!

※現在も 小児用バファリンは市販されているが、アスピリンとは

全く違う成分で作られているのでご注意下さい!

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/yakumu/yakuan/minigaido/2002/minigaido2002.pdf









さて、そうなると 円形の薬を どう分割するか

問題になってくる。

330mg錠剤を “まな板&包丁”で真っ二つにすると

半錠は どこかに飛んで姿を消す。

だから カットする場合は、良く切れる包丁を使って

包装は破らず、表側(透明)に 外から刃を当て

ケースごと半分にカットする。

ただ、非力な人、危険を感じる人は、

「包丁・まな板カット」 は避けたほうが賢明です。

しかも これは、あくまで半分にする場合の話。

予防的に服用する場合 3等分、女性なら 4等分で十分。

その場合、刃物でカットするのは無理がある。

錠剤は もろいので 2分割が限界なのだ。

よって  方法はひとつ

お湯に溶かす・・・・・・これしか無い。

1錠 をぬるま湯に入れて溶かし、3回(ないし4回) に分けて飲む。

(パイレクッス計量カップ200ml用には、3等分と 4等分の両方の

目盛りが書かれていて便利)

1日1回飲めばいいので 「3日分 または4日分」 ということになる。






「バファリン」 は特効薬ではあるが、理想を言えば

「予防的」 もしくは 「緊急避難的」 に使用するほうが望ましい。

何の症状も出ていない人が服用するのも変な話だ と思われる

かも知れないが、“中高年の血管”には、かなりの量の血栓が

すでに形成され、付着していると思って間違いない。

特に 「メタボリック ・シンドローム」などの肥満・運動不足の人

の体内には、すでにそれ以上の血栓が “ぎっしり” とある。




 

takahara.jpg




サッカー日本代表の高原選手が急病のため、2002年

ワールドカップ日韓大会を辞退したことは記憶に新しい。

病名は エコノミークラス症候群。

血栓が肺静脈に詰まったために発病した。

若くてずば抜けた肉体の彼が “一塊の血栓” に倒れたのだ。

どんなに若くても、どんなに頑健でも、決して安心は出来ない

ということを、彼の発病は如実に示している。

オシム1.jpg


その高原を評価し、目をかけてきたオシム・全日本監督が脳梗塞に
倒れたのは 2007年の晩秋だった。

幸い一命は取り止めた。
が、我々が失ったものは 決して少なくない。





長嶋2.jpg

同様に残念だったのが長嶋茂雄・巨人軍名誉監督のケースだ。

長嶋氏は、セ・リーグ球団を持つ某健康飲料メーカーのCMに

長期間に渡って出演していた。

彼が脳梗塞で倒れたとき、「企業イメージがダウンしたなァ」 と、

その会社幹部が、長嶋を出演させたことをひどく嘆いたと言う。

しかしこれは、メーカーの危機管理に疎漏があったと見るべき

だろう。 メーカーサイドには専属の医師がいるわけだし、企業

のリスクを回避するためにも、CM出演者の健康チェックだけは、

念には念を入れておくべきだった。

少なくとも 「アスピリン服用」 を契約条件にさえしていれば、あの

発病は避けられていたはずだ。

 

そして さらに残念だったのが、将棋16世名人 中原誠氏。

この件については、主治医に対して色々言いたいこともあるが、

中原氏は現在もリハビリ中であり、今は一日も早く、自由に旅行が

出来る程度まで回復されることを願うばかりだ。



誠.jpg



の症状の出ている方は、特に早目に服用して下さい。

●膝蓋腱反射がない、または極端に反射の弱い人。

●就寝時に ふくらはぎが激しく“つる”人。(こむら返り)

●熱いシャワーを浴びた時、足の一部に痛みが出る人。

●シャワーを浴びた時、視野が部分的に欠ける人(特に朝)。

この時、目にゴミが入ったと勘違いし 見過ごす人が多いので要注意!




◆「こむら返り」 のメカニズム
「こむら返り」は 痛くてつらいものですね。
バファリンを飲んでからは 全く「返って」いないので、痛みの記憶
は淡いのですが、二度としたくないイヤ~な体験でした。
ふくらはぎを冷やすと出やすいと言うものの、冷えても出ないのが
“普通” なのだ、ということに気づかされたのは、バファリンを服用
するようになってからでした。
足の毛細血管には 微小な血栓が付着して そのまま残りやすい。
そのため、就寝時 足が冷えた時などに血流が停滞 または停止し、
“ふくらはぎポンプが緊急作動する”。
これが 「こむら返り」のメカニズムです。





また、こんな時は 即 病院に行って頂きたい。
緊急手術が必要な場合が多いからだ。


急性心筋梗塞 ・ 狭心症の場合・・・・運動中に 突然息苦しく
 なったり、胸が締め付けられるような痛み、急なめまい・あぶら汗が
 出るなどの症状が出たとき。



しかし、登山中や離島で症状が出たら、そうも言っていられない。
そういう時は緊急避難的に飲むべきだし、そのために
常に数錠を
携帯することをお勧めする。


ただし、妊娠中の婦人は服用は避けたほうが賢明。





         
   ◆   ◆   ◆





毛細血管が健全に機能することが、健康を維持するために

いかに不可欠であるか。

最近、これを立証するような事例が 次々に報告されている。

また、アスピリン常用者に 大腸がんが少ない のは

紛れもない事実。   
http://daichou.com/yobou.htm 

また、「アルツハイマー病 骨そしょう症の予防薬としての

効果が期待できる」 という報告が複数発表された。






 ■関連サイト
 
http://www.geocities.jp/from045to03/kenkou.html
 http://www.moon.sphere.ne.jp/mezaki-chiro/aspirin.htm 






サイトの情報は貴重です。
出来る限り多く読んで活用して下さい。


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コメント 3

ryus_cafe

お久しぶりでございます.*:。.☆
このお話、以前にも大変興味深く拝見させて頂きましたこと、
あらためて思い出しておりました。
バファリンを切り分けることですけれど……
私は"薄い刃の良く切れるハサミ"を使用しております(^-^*)
(切る瞬間の力の入れ加減が難しいのですけれど……)
息子のお薬を飲ませるときなどに、半錠などということが
時折ございまして……
その時に試してから、案外ハサミで錠剤が簡単に、
上手く切れることを知りました。
(コーティングしてあるものは多分駄目なのでしょうけれど……)
そうそう、ハサミの場合はケースごと半分に切るのは
駄目なようで、粉々になってしまいました(^-^;;
後、おうかがいしたかったのが、男性が1/4個だと少な過ぎますでしょうか?
1/3に切り分けるのはさすがに難しくって(^-^;;
水に溶かす方法が良いのでしょうけれど、何となく
飲むのが嫌になるのですよね;;
気持ちの問題なのでしょうけれど……同じものですのに、
不思議なものでございますね;
いつもとても興味深い記事をありがとうございます。

心からの感謝を込めて。
by ryus_cafe (2009-04-27 22:50) 

Hiji-kata

ryus_cafeさん お久しぶりです!
その後、お変わり ありませんか?

当記事を 「リニューアル再オープン」させたのは、ひとえに
オシム監督と中原誠16世名人の件が残念で残念で……
その気持ちがなかなか収まり切れなかったからです。

ところで、「ハサミで上手く切れることを知りました」とのこと、
なかなか良いアイデアですね。
いや、これが一番安全&確実かも知れません。
「ケースごと半分に切ると粉々になってしまい……」とのこと
ですが、それは、この際 “好都合”というか…つまり、簡単な
天びん計り的装置を購入または自作することで、85~100mg
程度を正確に計量し服用できるというわけです。

いずれにしても、バファリンは安価なうえ、「鎮痛」で用いるより
ずっと少量で血栓を溶かせます。
だから、体に負担はかからないはずですし、週に2~3回程度
服用してみて下さい。
とりあえず、突然死の確率はぐっと下がるはずです(^^)v
by Hiji-kata (2009-04-28 09:21) 

Hiji-kata

肝臓に中性脂肪が過剰にたまった状態が 「脂肪肝」。
自覚症状のないことが多く、慢性肝炎から肝硬変、肝臓ガンへと
進む危険性が高い。
脂肪肝の患者数は近年急増しており、現在 推定約3000万人、
即ち 成人の3人に1人が これに該当するという。
脂肪肝の三大要因は、「肥満」、「過度の飲酒」、「糖尿病」。
肥満や過度の飲酒は肝臓の分解・処理機能を低下させ、肝臓内に
中性脂肪が蓄積しやすくなる。 
1日平均 ビールで大瓶3本以上、日本酒で3合以上を飲む人には
高率で脂肪肝が認められる。
糖尿病はインスリンの働きが悪くなることが主要因だが、血糖値が
高まると、血液中に溢れた糖は肝臓にも大量に送られ中性脂肪に
変えられる。 このため、糖尿病と脂肪肝は合併しやすい。
ところで、近年アルコールを飲まないのに脂肪肝から肝硬変に至る
例が激増している。
これを 「NASH(ナッシュ)」(非アルコール性脂肪性肝炎)というが、
脂肪肝の人の約一割に、この「NASH」が発症している。
その原因は まだ解明されていない部分も多いが、肥大化した脂肪
細胞が出す“悪玉の生理活性物質”がインスリンの働きを低下させ、
その悪影響が肝臓に出るのではないか とも考えられている。
NASHは単なる脂肪肝より進行が速く、治療に対する反応も鈍い。
加えて、肥満や飲酒習慣がない人でも これに罹(かか)る。
無理なダイエットで急激に体重を落とすのも NASHの原因になる。
by Hiji-kata (2011-01-11 18:15) 

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